年金ニュース&トピックス 2006年
日銀総裁の収入と年金
6月27日の日経新聞に日銀の福井総裁の収入と金融資産が公開されました。
〔2006年6月27日 日本経済新聞より抜粋〕
| - | 俸給 | 年金 | 民間企業での給与・退職金など |
| 2003年 | 2890万円 | 775万円 | 4249万円 |
| 2004年 | 3936万円 | 776万円 | 0円 |
| 2005年 | 3641万円 | 778万円 | 0円 |
記事を見たとき、”結構稼いでいるなあ”という印象と、”働いていると在職老齢年金で年金はカットされるのでは?”という疑問が生じました。調べてみると、福井日銀総裁の生まれた年は1935年です。2003年当時68歳のはず。そして、65歳代後半の在職老齢年金がはじまったのは平成14年(2002年)で、収入がある程度あると年金が支給されなくなるはずでは!
そこで、社会保険庁に問い合わせてみました。社会保険庁によると、福井総裁の場合、一度すでに年金が支給されており、その後65歳代後半の在職老齢年金が開始されたため、その後も支給が継続されているとのこと。その理由は年金は財産権にあたるため、いったん支給されたものは法律が改正されたとしても支給停止にはならない。制度移行の経過措置である、とのことでした。
では、仮に2002年64歳だった人は、そのまま働くと年金は支給停止になるということになるのか。それは財産権の侵害にならないのか。
これから、制度がますます変更され複雑化するなか不安が残る回答でした。
図1:福井日銀総裁の場合福井日銀総裁の場合

図2:2002年64歳だった人の場合(65歳以降も就労、一定の水準の収入あり)

2006年07月07日 23:08