年金記録漏れ問題
ねんきん特別便
「ねんきん特別便」が12月17日から送付されます。17日から送付される「ねんきん特別便」は、宙に浮いた5000万件の年金記録のうち、持ち主らしき人が判明しそうな約1100万件(850万人)に送付されます。これは第1段で今後随時、年金記録は送付され最終的には全員に送られるようです。
「ねんきん特別便」は、封書の表と内容にも”あなたの加入記録に漏れがある可能性がある”と記載されています。
「ねんきん特別便」で気をつけなければいけない点があります。それは「ねんきん特別便」には、記録漏れの内容が記載されているわけではありません。社会保険庁は、成りすましを防ぐためとしていますが、結局は自身で思い出さなければ訂正されないことになります。
テレビでそのやりとり様子が放映されていましたが、”○○さん、△年頃××区に勤めていませんでしたか?”などとヒントは与えてくれるようですが、明確な情報はもらえませんでした。
「ねんきん特別便」が届いたら、過去の記憶を呼び戻すことが必要となります。
「ねんきん特別便」に誤りや記載漏れがあった場合、同封の照会票に”いつ頃にどの会社に勤めていた””いつからいつまで年金保険料を支払った”などと記入し返信します。もし、「ねんきん特別便」がなかったとしても同封の確認はがきを返信することになっているようです。
「ねんきん特別便」の概要は以上ですが、いくつかの疑問があります。
◎疑問1:処理できるのか?
第3者委員会に照会した人の消化率はまだ3%程度です。また社会保険庁の年金記録漏れへの対応は通常業務外で行われているとのことです。仮に1100万件全部の返信があった場合、いつ頃まで完了するつもりなのでしょうか。1日10件、100人で行ったとしても30年以上かかる計算になります。
◎疑問2:「ねんきん特別便」がちゃんと届くのか?
年金をすでに受給している人は社会保険事務所に現住所を届け出ていると思います。しかし、社会保険庁は、現役世代の方の現住所をどれだけ把握しているのでしょうか。
◎疑問3:高齢の方への対応は
高齢で判断が鈍くなった方は、「ねんきん特別便」が届いても何のことかわからないのではないでしょうか。
◎疑問4:「確認はがき」って
「ねんきん特別便」で訂正がある方が返信するのはわかりますが、訂正がない方も返信しなければならないのはよくわかりません。確認はがきを受け取った社会保険庁は、その後どうするのでしょうか。まさか確認済みなので今後訂正があっても受け付けないというのでは、と疑いたくなります。
◎疑問5:結局、時間稼ぎでは
年金の照合作業がはじまったことにして、引き伸ばしを考えているのではと疑わざるを得ません。理由は当然、次期衆議院選挙と思われます。
2007年12月24日 21:09